テフロンフライパンを買い替えたーい! でもちょっと待って! 買う前に読んで! 安いテフロン鍋買っちゃいけないよ!
今回の記事は、
- テフロン加工フライパンの何が危険なのか
- テフロン加工フライパンでしてはいけないこと5つ
こんにちは、ずぼら兼業主婦のしましまねこです。
マイホームへ引越しして、新しいキッチンになってから調理器具も見直そうと思っていたんですが、面倒でついつい後回しにしていたずぼら主婦です。
我が家は(というか私が)、鉄フライパンを愛用しているんですが、がさつな夫は使いこなせず、いつも不満たらたら。
俺はテフロンじゃきゃ、だめなの! という彼の要望に応えてあげたいけど、「テフロン」ってなんか危険とかって言うやん? いや、どこがどう「危険」なのかはよく分からないけど、どうなん? ってずっと思っていたので、ついでに「テフロンの危険性」についても調べてみました。
すると、おいおいめっちゃ危険やん!
ということが分かったので、テフロンフライパンを買う前に、ちょっとその危険性についてまとめることにしました。

もくじ
知らなかった?!「テフロン加工」は危険?!
みなさんは、テフロンフライパンは危険だよ!
っていう言葉を、一度は耳にしたことないですか?
私はなんとなーくですが、「テフロンフライパンはあんまり安全じゃないんだ」っていう認識はずっとありました。
でも何が安全じゃないのかはよく分からなくて、加えてテフロンフライパンは油をひかなくてもくっつかないから便利だし、まぁいっかという感じでよく考えずに今まで使っていました。
さすがにこれではいかんな!
と思い直し、今回フライパンを買い替えするのを機に、ちょっとテフロンについて調べてみました。
テフロンの何が危険なのか
テフロン=フッ素樹脂
テフロンフライパンや鍋に使用されている、PFOAやPFOS、PTFEっていう言葉を知っていますか?
お恥ずかしながら、私は全然知りませんでした。
PTFEというのはフッ素樹脂のことで、テフロンは商標です。この二つは同じ意味です。
ちなみに、マーブルコートとかダイヤモンドコートも、このフッ素樹脂加工をベースに作られています。
PFOA、PFOSは発がん性物質
PFOAはパーフルオロオクタン酸、PFOSは、パーフルオロオクタンスルフォン酸といいます。
PTFEそのものは、不活性で毒性のない物質です。
でも、このPTFE(テフロン)をフライパンに接着させるときに、補助剤としてPFOA、PFOSを使っています。つまり、フライパンのテフロンコーティングを安定させるために使われている物質なんですね。
このPFOAの何がいけないのかというと、
- 自然界には存在しない化合物質で、生物や人体に蓄積されやすい
- 一旦生体内に取り込まれると、排出されにくい性質がある
- 長期にわたり摂取した場合、毒性(生殖毒性、肝毒性)を発現する
テフロンは高温で有毒ガス発生!
テフロン鍋・フライパンで、絶対にしてはいけないこと。
それは空焚きです!
空焚きなんかでフライパンが加熱しすぎて高温になってしまうと、有毒ガスが発生するんです!
このガスを人間が吸ってしまうと、喉の痛みや頭痛、発熱、動悸などのインフルエンザに似た症状を引き起こすとのこと。
うちは夫が使用したフライパンを、洗った後に毎回空焚きして乾かしてました。
完全にあかんやつですね。
有毒ガス吸いまくってましたね。
たったの3~5分間、空焚きするだけで400℃近い高温になり、有毒ガスが発生です。
うちは空焚きなんかしてないよ~という方でも、フライパンにソーセージとか入れて焼くときに、朝のバタバタしてるときだったらちょっとフライパンから目を離してそのままなんていう方も多いのではと思います。
そうすると、ソーセージが乗っかっていない部分は、空焚きと同じことになっちゃうんですよね。
あとは、テフロンフライパンでは、少ない油での揚げ焼きもNGです。
揚げ物をすると一気にフライパンが高温になるため、テフロンが剥がれ落ちやすくなりフラいパンも痛みます。
テフロン加工フライパンでしてはいけないこと
有毒ガスを発生させないため、またテフロン加工を長持ちさせるためにも、絶対にしてはいけないことがあります。
- 空焚き
- 高温で炒める
- たわしでゴシゴシ洗う
- 使い終わった後にすぐに水を入れる
- 作った料理をフライパンに入れたままにしておく
空焚き
上の方にも記載しましたが、テフロン加工に空焚きはNGです。
食材を入れずにテフロン加工フライパンを加熱すると、1分程度で約200~300℃に、5分程度で約400℃近くまで温度が上がってしまいます。
テフロンがはがれるだけではなくて、400℃を超えると人体に有毒なガスが発生するので、絶対にダメです。
ちなみに、テフロン加工フライパンの加熱温度は、フライパンに水滴を落とした時の様子で温度がわかるようです。
100℃ 水滴に気泡がすぐできない
150℃ 小さな気泡ができる
180℃ 大きな気泡ができる
200℃ 水滴が蒸発し表面を滑る
250℃ 水滴のまま表面を転がる
200℃程度までなら、「空焚き」状態にはなりません。260℃を超えるような使い方になると「空焚き」ということになるので、水滴が水滴のままフライパンの上で転がるのはダメな温度、というのは覚えておいた方がいいですね。
高温で炒める
そもそも「テフロン加工」は高温に弱くて、耐熱温度は250℃くらいです。250℃を超えてくると、テフロンが剥がれ落ち、焦げ付きやすくなります。
強火はNGです!
テフロン加工のフライパンは、火加減を弱火から中火で使うのが鉄則!
たわしでゴシゴシしない
テフロン加工のフライパンは、コーティング命です!
フライパンの表面に傷をつけちゃいけません。テフロンが剥がれてしまうと、すぐ焦げ付きやすくなりますからね。
なので、金属のフライ返しで目玉焼きをひっくり返したり、ましてやたわしでごしごし洗ってはいけません。
使い終わった後に洗う時は、スポンジで優しく洗ってあげてください。
調理が終わったあとに、してはいけないこと
あとは、テフロン加工は急激な温度変化にも弱いです。
フライパンを使った後に、洗おうと思ってすぐ冷水をかけるのもNG。
また、作った料理をそのままフライパンに入れっぱなしにしたり、テフロン加工の鍋で作った味噌汁を、残ったから次の日も食べようと思って、入れっぱなしでそのまま冷蔵庫にイン! というのもよろしくないです。
よくよく調べてみると、テフロン加工って超めんどくさいですね。
まとめ:選ぶべきはPFOAフリーフライパン!
テフロン加工フライパンにはNG事項が多いんですね。
だからね、ずぼらな人こそ、なーんもコーティングしていない鉄やステンレスのフライパンが一番楽ちんなんだと思うんですよね。
結局、安全面ではコーティング系のフライパンではなくて、「鉄」や「ステンレス」の鍋・フライパンが一番です。
でも、焦げ付かないように使うにはコツがいるし、油ならしとかの手入れが必要。
楽に「こげつかない」というのを手に入れるには、やはりテフロン加工が手っ取り早い。
テフロン加工にはくっつかない! こげつかない! という魅力があるのも確かなのです。
NG事項はしない、という約束を守るとして、安全にテフロン加工フライパンを使うとして、じゃあどんなテフロン加工フライパンなら安全で使いやすいのか?
要は、テフロンをフライパンに接着させるときに使う補助剤である「PFOA」や「PFOS」がよろしくないわけです。
なので、この2つが使われていないフライパンを選べばより安全なわけですね!
うちの夫のように、テフロン加工フライパン派な方には、
「PFOA・PFOSフリーのテフロンフライパン」をおすすめします。

