入居後の暮らし

【ピアノの引っ越し③】実家に放置していたピアノを、数年ぶりに調律した時の注意点

ピアノ調律

実家から新居へ、ピアノの引っ越しも無事に終わり、数年ぶりの調律を行いました。

今回の記事は、

  • 数年ぶりに行ったピアノ調律のレポート
  • 今後の調律はどうしたらよい?

こんにちは、ずぼら兼業主婦のしましまねこです。

実家からマイホーム新居へのピアノの引越しも無事に終わり、あとは調律だけとなりました。

川本ピアノサービスさんのピアノクリーニングに、調律が1回無料でついていたので、引っ越し後早速、調律師さんが我が家へとやってきてくれました。

 

ピアノが、我が家へやってくるまで

7月4日  ピアノの引き取り

7月26日 ピアノのクリーニング依頼

8月3日  ピアノの修理依頼

8月7日  ピアノがついに我が家に届く

8月9日  ピアノの調律 ← 今回ココ

では、数年ぶりのピアノ調律についてのレポート、いっきまーす!

 

ピアノ調律師のお姉さんがやってきた

我が家へと来てくれた調律師のお姉さんは、「川本ピアノサービス」さん所属のお姉さんでした。

なんとこのお姉さん、電話でなんどもやりとりした時のお姉さんでした!

ピアノのクリーニングについてや、修理について説明してくれたあのお姉さんですよ!

知らないうちに、調律師さんと電話していたようです。

どうりで、クリーニングや修理について詳しかったわけだ。

事務のお姉さんが事務的な連絡を寄越すのではなく、ピアノの調律師さんが直接電話をしてくれていたのかと思うと、親切な会社なんだな、と川本ピアノサービスさんのイメージがぐんとアップしましたよ。

そして、お姉さんを我が家のピアノまで案内し、簡単な説明の後、早速作業に入ってくれました。

 

ピアノを着々と解体していくお姉さん

まずは、ピアノをダラララランと鳴らし、鍵盤のチェックです。

鍵盤がスムースに動くか音のピッチや響きペダルの状態などをチェックしているようでした。

そして次に、ピアノ上部の屋根を開けます。弦、駒、響版の状態をチェック

私も一緒に見させてもらいましたが、工場でクリーニングしてもらったおかげで中はとっても綺麗でした。

そして、整調、調律へと入っていきます。

お姉さんが持参した道具箱の中から、色々器具が出てきて、それを使って調律をしていました。

最初はじーっと見ていたんですが、長くなりそうだなと思ったのと、あんまりじろじろ見ていても作業がやりづらかろうと思い、キッチンへ撤収することにしました。

ちなみに、この日は長女は幼稚園へと行っていましたが、次女はまだ小さいので私と家にいました。

お姉さんとピアノにまとわりつく次女。

元々社交的な正確のため、お姉さんに果敢に挑みにいきます。

邪魔になってはいけないと思い、次女を抱えて撤収しました。

 

調律は9年ぶりだったことが判明

その後もお姉さんは黙々と作業を続けられ、途中少しでも休憩をしていただけたら、と思いお茶とお菓子(キットカット)をお出して、また終わるのを待っていた私と次女。

1時間半ほどして、作業が終わったようです。

お姉さんに呼ばれ、作業の報告を受けました。

ピアノの内部に調律カードが入っているらしく(こんなものが入っているとは! 初めて知りました)、それを取り出して見せてくれました。

そこに記載されていた前回の調律の日付はなんと、平成21年

前回の調律からすでに、9年の時が経っていました。

調律というのは毎年するものだ、というのはピアノを習っていた時から知っていましたが、まだ子供だった私はピアノは弾くだけで、ピアノの管理は母に任せっきりでした。

その母も、ピアノ自体は習ったことはなく、ピアノの先生の言うままに毎年調律を依頼していただけらしく、私がピアノを辞めてからは、めっきり調律というものを思い出すことなく、放置していたみたいです。

ただ、私がピアノを辞めた後も、母はピアノの先生との交流はあったようで、その後2回ほど調律をしていました(多分、ばったりスーパーあたりで出くわした先生に、調律してねって言われたんだと思われる)。

今回9年ぶりに調律を行ったので、弦を巻くのも大変だったみたいです。

長い間放置されていたので、調律は半年後にもう一度行ってください。とのことでした。

そして、調律した後のピアノの音を聞かせてくれたんですが、

 

川本ピアノサービスさんのお姉さん
川本ピアノサービスさんのお姉さん

どうですか?

だいぶ明るい音になりましたよ!

 

と笑顔で言われたものの、正直、よくわからない私です。

 

しましまねこ
しましまねこ
え、えーっと。明るくなったのかな? ちょっと私にはよくわからないです...。

 

と言うと、悲しそうな顔になるお姉さん。

慌てて、

 

しましまねこ
しましまねこ
あ、明るくなりましたね! 以前と全然違いますね! ありがとうございます!

 

と言い直してしまいました。

正直、ずいぶんまともにピアノを弾いていなかったので、調律する前の音がどんなものかすらよく覚えていなかった私ですが、悲しそうなお姉さんに心が痛み、ついそんなことを言ってしまいました。

 

ピアノの乾燥剤には「水とりぞうさん」

ピアノというものは、木でつくられているため、湿気に弱い楽器です。

本当は、湿気の影響を受けないような部屋で管理されるのがベストですが、そうも言ってはいられない庶民です。

普通にリビングの隣の和室へ置いています。

お風呂やトイレからはかろうじて離れていますが、リビングを挟んで反対側にはキッチンがあります。

我が家の場合は、花粉の時期には洗濯物の室内干しもガンガンするし、湿気対策なんでガン無視です。

そんなずぼら庶民には、ピアノの内部に乾燥剤を入れると良いそうです。

 

川本ピアノサービスさんのお姉さん
川本ピアノサービスさんのお姉さん

今ピアノの乾燥剤を持ってきていますが、どうですか?

乾燥剤、入れておきますか?

2つで¥3,240円です。

 

またまた、営業されてしまいました。

もうなんだか色々と面倒になってしまって、その乾燥剤をそのままお願いしてしまいました。

ですが、ピアノ専用の乾燥剤を今後も用意しないといけないとなると、面倒だし高くつきそうだなぁと思ったので、質問してみました。

 

しましまねこ
しましまねこ
ピアノ専用の乾燥剤でないと、だめですか? どこで買ったらいいんでしょうか?
川本ピアノサービスさんのお姉さん
川本ピアノサービスさんのお姉さん

市販のものでも大丈夫ですよ。水とりぞうさんなんかでも大丈夫。

 

なんと!

水とりぞうさんですって!

そういえば、思い出しましたよ。

実家にピアノが置いてあったときも、「水とりぞうさん」がピアノの脇と後ろに何個も置いてあったことを。

内部には、ピアノ専用の乾燥剤を入れていたのかもしれないですが(今となっては、もう思い出せない)、ピアノの脇と後ろにはしっかりと「水とりぞうさん」が置かれていたのを、鮮明に思い出してしまいました。

なるほど、「水とりぞうさん」でいいのね。

ドラッグストアでも見かけますね。

アマゾンだと、12個セット(550ml、3個パック×4セット)¥1,530円でした。

1個約127円くらい。

水とりぞうさん、安すぎ。

 

長年放置されていたピアノの調律は、半年に1回は行う

今回来ていただいた調律師のお姉さんにも言われたことですが、長年放置されていて調律もしていなかったピアノなので、半年後にもう一度調律を受けてください、と言われました。

通常のピアノ調律は、1年に1回程度です。

ですが、長年放置されていて調律もされていないピアノの場合、久しぶりの調律で長い間放置されていた弦をいきなり巻いていくので、弦が反発して戻りやすくなっています。

そのため、半年後に再度調律を受けた方が、ピアノの鍵盤や音も安定します。

私が子供のころ習っていたピアノの先生に、この調律のことについても質問してみました。

放置していたピアノの久しぶりの調律となると、

だいたい相場は、

¥14,000円(調律基本額) + ¥1,000円 × 未調律年数 + 税

となるそうです。

また、そのピアノの先生のご自宅にあるピアノの場合についても、合わせて教えてくれましたが、だいたい調律は毎年しているけど、ピアノが落ち着いているときは2年に1度のときもあったそうです。

定期的に調律をして、ピアノの状態が安定してきたら、1~2年に1回となるようです。

ピアノの調律を放置すればするほど、ピアノの状態も悪くなるし、いざ調律しようとしても料金が高くなってしまったり、他にも修理箇所が発生してしまう可能性が出てきます。

長年調律をせずに、ピアノを放置してしまうと。

  • 弦の劣化
  • フェルトの劣化
  • 金属部分の劣化
  • アクションのずれ

などが起こってきます。

ピアノには木材も使われているため湿気の影響を受けやすくカビの発生や木材の変形を起こし、ピアノ全体のバランスを崩してしまいます。

また、定期的に調律をしないでいると、内部の様子に気づけず、カビや部品の劣化に気づくのが遅れてしまうことになります。そうすると、久しぶりに調律をするとなった時に、よけいに調律が大変となってしまうのです。

 

まとめ 実家のピアノ、いいですよ♪

皆さんも実家にピアノ、放置していませんか?

ピアノはきちんとメンテナンスしてあげれば、孫の代、ひ孫の代まで受け継げるものです。

私達平成世代が子供の時に習っていたピアノを、今度は自分の子供たちに習わせたくなったとき、新しくピアノを買い直さなくても実家のピアノでいいじゃない! って思います(きちんとメンテナンスしていないと、再生するのに、お金はかかりますけどね)。

昭和世代のおばあちゃんたち、あの当時、案外良いお値段するピアノを買ってくれてたりしますよ。

実際に、我が家にやってきたピアノも、カワイのUS-7Xという機種です。

子供だった当時は、そんなことは更々知らなかった私ですが、調べるとUSシリーズはカワイの上級ピアノだそうです。

アップライトピアノ KAWAI US-7X

河合楽器舞阪工場操業30周年記念で造られたピアノで、グランドピアノ仕様の鍵盤蓋と、上部に大型の譜面台を搭載しているカワイの上級ピアノ。

クリーニングと調律を終え、ピッカピカの見た目に、素敵な音色になった(実家にあった)ピアノ。

そうそう、言い忘れましたが、ペダルまでピッカピカのつるっつるになって帰ってきたんですよ。

金色に塗装されていたペダルが、だいぶくすんだ色になっていましたが、戻ってきたときにはくすみもとれて金色に光り輝いていました。

長年放置していたので、再生するのに少々お金はかかりましたが、新しくピアノを買い直すよりは断然安かったし、何より自分が弾いていた思い入れのある大事なピアノです。

綺麗になって、素直に嬉しい。これからガンガン弾いていきたいな、と思います。そして、娘にもピアノを習わせたいな~。

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しましまねこ
ずぼら兼業主婦のしましまねこです。 2018年の夏に新築マイホームへ引っ越しました! 入居後の視点から、後悔しない家づくりのコツを書いています。 入居後の暮らし、ずぼらでもできる簡単なお家改造も頑張っています。ぶらっとどうぞ。