ドア・窓・収納扉・・・みなさんのお部屋の間取り、建具が色々干渉してませんか?
今回の記事は、
- 建具同士&建具と家具が干渉してしまう事例
- 干渉してしまう場合の、解決策
こんにちは、ずぼら兼業主婦のしましまねこです。
どの部屋にもだいたい、収納って作っていますよね。
我が家も収納は沢山作りましたが、作って満足してしまって、しばらくカーテンレールとの干渉には、気づきませんでした。
でも最後の最後、図面とにらめっこしすぎて、窓の上に付けるカーテンレールと収納の扉がぶつかってしまうことに気づいちゃったわけです。
悩んだ結果、
窓や収納の位置をずらすのではなく、収納の扉を折れ戸から引き戸に変更しました。
みなさんのマイホームも大丈夫ですか?
今回は、ドア・窓・収納扉などの建具同士の干渉について書きます。
もくじ
我が家を設計中の時の図面:干渉ポイント
建具同士が干渉している時の図面
問題の収納は、2階の寝室の収納(いわゆる押し入れってやつ)です。
隣の子供部屋との兼ね合いもあり、この位置にしか収納は設置できませんでした。
そして、その収納と直角に掃き出し窓があるんですが、これもベランダの長さを節約するために、こんなに寝室の部屋の端っこギリギリに位置しています。
↓2階寝室の間取り図面。赤丸部分が、問題の干渉しているところ↓

最初は特に問題視していなかったんですが、図面をにらめっこしすぎていたある日、気付いちゃったんですよ。
その時点での収納の扉は、ハイドアタイプの折れ戸。
収納の開口部が天井まであれば、収納するときに出し入れしやすいかなぁ~っていうことで、決めました。
そして、掃き出し窓にはレースカーテンもつけたかったので、カーテンレールが2つ付く予定。
そして、ハッとするんですよ。
え、これ、カーテンレールに折れ戸が当たって、開かないんじゃない?!
ってね。
焦った私は、グーグル先生でリサーチ開始です。
すると、出てくる出てくる、カーテンレールと収納扉が干渉しまくる事例の数々。
干渉する事例は、よくあることのようですよ。
では、何がどういけないのかっていうと、
クローゼットと掃き出し窓が直角に位置してしまっていた、我が家の前の図面では、
収納の扉の折れ戸を開こうとすると、カーテンレールに折れ戸がぶつかって、折れ戸が途中までしか開かない
ということです。
↓結局引き戸にしたので、干渉は防げたが、窓と収納との間が短いため、開き戸なら全部開かなかった恐れがある↓

建具同士が干渉しないように、変更した後の図面
では、収納扉とカーテンレールが当たってしまうのを避けるため、我が家はどうしたかというと。
色々悩んだんですが、
結局ハイドアタイプの折れ戸をやめて、普通の高さの引き戸にしました。
収納扉の高さが天井までのハイタイプから、ふつうの高さ(部屋のドアと同じ高さ)に変更したのは、単純にうちが契約している工務店の仕様の関係で、ハイタイプの引き戸にすると金額が結構アップしちゃうからです。
ハイタイプでも折れ戸だと標準仕様なんですが、ハイタイプの引き戸になると、オプション扱いで金額がアップしちゃうのです。
そのため、節約のために普通の高さの引き戸にしました。
気づいた時期的に、掃き出し窓の位置をずらすこともできたんですが、ずらすとその分子供部屋から続いているベランダの長さも長くしなければいけなかったので、ケチってそれはやめました。
また、引き戸にしたので、もうカーテンレールとは干渉しなくなったんですが、一応念のため(心配性なので)、カーテンレールも窓枠につけることにしました。
寝室の収納なので、シーズンオフの布団や毛布などを枕棚の上に置こうと思っていたので、本当は天井までのハイドアタイプにしたかったんですけどね~。無念です。
さんざん悩んで悩んで、
ふつうの高さ(部屋のドアと同じ高さ)の開口部でも、枕棚の上に重たい布団を上げることができるかどうか?
と、何度も何度もシミュレーションして決めました。
その当時住んでいたアパートにあった収納が、同じタイプの引き戸の収納だった(いわゆる押し入れってやつ)ので、その収納の前で、布団と格闘しながら上げ下げを何度も試みたわけです。
ちなみに、毎日寝起きしている布団を上げ下げするわけではなくて、シーズンオフの布団や毛布などを布団収納袋に入れて、枕棚の上に置こうと思っていたので、重いとか入れにくいとかというのは問題ではなかったんです。
↓布団収納袋ってのは、こういうやつね↓

開口部がドアの高さまでしかないので、物理的に布団収納袋が入らなかったら嫌だなと思って、サイズ的に入るか確かめたということです。
もちろん、我が家が愛用している布団収納袋は、余裕でOKでしたけどね。
↓この位置から、枕棚の上に布団収納袋が入れられるか? ってことを気にしていた↓


建具同士の干渉ポイント、他にも結構あるよ
収納扉・ドア・窓・・・建具同士の干渉
我が家の場合は、収納扉とカーテンレールとの干渉でしたが、他にも干渉しちゃうところは結構あります。
具体的に、要注意なところを挙げてみると。
- 収納扉とカーテンレール
- 部屋のドアとカーテンレール
- 収納扉と部屋のドア
- 収納扉・部屋のドアとエアコン
- 収納扉・部屋のドアとスイッチ、コンセント
などなど...、みなさんも、自分の家の間取りをよーく見てみてください。
収納とドアや窓が近い場合は、要注意ですよ~。
たとえ、我が家みたいに収納と掃き出し窓がくっつくほどではなくても、ドアの長さ分があるので、近い場合も気を付けないといけません。
また、
ドアを開けたところに、スイッチやコンセントが付いてしまっている
というのも結構やりがちなミスです。
スイッチが押しにくい上に、ぶつかって傷がつくかもしれません。
あとは、
ドアをあけたところにニッチやインターホンを付けてしまった場合
も使いにくいですね。
ドアが開けっぱなしの時には、ニッチやインターホンが使えないという罠にハマってしまいます。


本棚・タンス・キャビネット・・・家具と建具との干渉
また、収納やドア、窓などの、すでに決まっている家のパーツとの干渉ではなくて、マイホームが完成してからの、後から搬入する家具との干渉も考慮する必要があります。
これ、結構見落としがちですよ。
「ここには、今住んでいるアパートにあるこのキャビネットを置いて」
とか
「新しく買ったタンスを、この壁におこうっと」
とか
図面を考えている段階で、フワフワっと考えていたり妄想していたりすることってありますよね(←私はよくある、笑)。
でも、自分の頭の中で少しフワフワっと考えているだけで、きちんとその家具の寸法を測ったりしていなければ、もしかしたら建具と干渉してしまうかも...という危険性があります。
建具同士の干渉:対処法&解決策
では、すでに収納とドアや窓が干渉してしまっていたら? どうしたらいいのでしょう?
間取りが変更できる段階の場合
間取りを考えている段階では、まだ大丈夫ですよ!
間取りが変更できる段階での解決策としては、
- 窓の位置をずらす、小さくする
- 部屋のドアの位置をずらす
- 部屋のドアを引き戸に変更
とりあえず、干渉してしまう収納や窓、ドアを干渉しない位置までずらしてしまいましょう。
それが一番簡単で、手っ取り早いです。
間取りの変更ができない段階の場合
では、間取りが変更できる時期を過ぎてしまったら?
間取りの設計はとうに終わって、内装などのコーディネートに入ってしまっている時に気づくことだってありますよね。
気づくのが遅くなってしまった場合は、担当に確認を取った上で、その段階でできることを最大限に頑張ってするのです!
どの段階かで、できるできないはあると思いますが、
- クローゼットの扉を引き戸に変更
- カーテンレールを窓枠につける
だったら、対応可能ではないかと思います。
クローゼットの扉のタイプを変更するのは、建具をもう発注してしまった後だと難しいかもしれませんが、
でも発注してしまったとしても、発注した扉をボツにして、新しく違う扉を発注し直す(当然追加料金はかかってきてしまいますが)ことだって可能かもしれません。
最悪、家が建ち始めるまでは、なんだって変更可能なんですよ。
って、めっちゃ色々なところに迷惑はかかっちゃいますが。あと、お金も。
また、2つ目のカーテンレールの取り付けなんて、マイホームが完成してからの話なので、ぶっちゃけカーテンを発注するまでに気づけば大丈夫です。
でも、窓枠に付けられるカーテンレールの数は1つまでかもしれないので、要注意。
カーテン屋さんによって違ったり、その窓の規格によって違ったり、色々ですが、窓枠に付けられるカーテンレールは2つではなくて、1つということもあり得ます。
実際に我が家がお願いしたカーテン屋さんでは、窓枠にはカーテンレールは1つしか付けられない、と言われました。
もしレースカーテンも付けたいわ、と考えているのであれば、カーテンレールは2つ必要となるので、場合によっては諦めないといけないということもあります。
まとめ
- 収納扉・部屋のドア・カーテンレール
- 収納扉・部屋のドアとエアコン・スイッチ・コンセント
- 収納扉と家具
などが干渉してしまったら...解決策としては?
- 窓、ドアの位置をずらす
- ドア・クローゼットの扉を引き戸に変更
- カーテンレールを窓枠につける
とりあえず、建具同士の干渉が不安であれば、ドアは引き戸にしておくのが無難ですね。
ドアじゃなければ嫌なの!
っていう特別なこだわりがなければ、引き戸の方が使いやすいし、干渉とか考えなくていいし、便利です。
ちなみに、我が家はほとんどの扉が引き戸です。間取り上どうしても引き戸にできなかった部分のみ、ドアにしただけで、玄関ももちろん引き戸ですよ。
また、プロの設計士さんでも結構こういうミスは見落としがちらしく、また気づかないこともあるようです。
事前に知っていれば防げる部分なので、
我が家はどうかな?!
っていうキビシイ目線で、今一度マイホームの間取りを確認してもらえたら幸いです。
